今回は賃貸物件を退去する際の注意点や退去時の敷金について疑問を持っている方はいませんか?
退去時にしなければいけない手続きは多数あります。また、退去時に支払われる敷金をなるべく少なくしたいなど、引越しにする際に気をつけておきたい点をまとめています。ぜひ参考にしてください。
目次
退去する前に必ず賃貸借契約書を確認しよう!
退去する前に必ずすることとして、賃貸借契約書を確認しましょう。賃貸借契約書で確認すべき点は3つあります。
下記3つの点を確認し、退去前に行う行動を整理することが大切です。
- 退去連絡の期日(退去通知)
- 退去連絡をするための管理会社の連絡先
- 原状回復に関する取り決め
退去する際に管理会社へ退去予告を出す必要がある!
退去する際にしなければいけないこととして、管理会社へ退去する旨を通知しなければなりません。
賃貸借契約書の内容によって、何ヶ月前に通知しなければならないのかは変わります。新居に入居したいと思っていても、退去予告を出すのが遅れたりした場合、二重家賃の発生になってしますので、注意が必要です。
賃貸者契約書を改めて確認し、管理会社の連絡先と共に何ヶ月前に退去予告を出せばよいか把握する必要があります。退去予告を出した後は退去立ち合い日を合わせて設定しておきましょう。
原状回復に関する取り決めを改めて確認しておこう
次に確認すべき項目は「原状回復に関する取り決め」です。一番問題となりやすい部分となっており、慎重に一つ一つ確認しておきましょう。
どういった傷が貸主負担でどういった傷が借り主負担なのかを明確にしておくことと、借りる前の状態のチェックをしっかりしておくことで、こういった問題は起きづらくなります。
合わせて、国土交通省が公表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に目を通しておきましょう。
日頃の手入れで返金される額が多くなるかも!?
敷金をなるべく多く返金してほしいという方は多いと思います。
そこで、なるべく敷金を多く返金してもらう方法として、日々のメンテナンスを怠らないことが大切です。
結露によるカビの発生や、台所の油汚れに関しては、しっかりとメンテナンスをすることで、余計なクリーニング費用や張替え等が起きなくなるため、敷金を多く返金してほしいという方はぜひ実践してみましょう。
敷金の精算について
退去すると共に、敷金の精算が発生します。基本的な敷金の精算に関しては下記を参照してください。
敷金 - 原状回復費 - クリーニング費= 精算金額
敷金から原状回復費用とハウスクリーニング費用を差し引いた金額が返金されます。原状回復費用に関しましては、上記に記載させていただいた通り、ガイドラインや取り決めを参照して精算をすすめていきましょう。
その他契約解除するものや役所への届け出を忘れないようにしよう
退去予告以外にも契約を解除しなければならないものや、郵便物などの転送届、転出届の提出をする必要があります。一つでも忘れると一大事ですので、必ず忘れずに解約手続きを行うようにしてください!
下記項目は解約すべきものとなります。
- ライフラインの解約
- 駐車場・駐輪場の解約
- 火災保険の解約
- 郵便物の転送届提出
- 転出届提出
ライフラインの解約
退去する際にしなければならないこととして、ライフラインの解約をする必要があります。
ライフラインとは水道、ガス、電気の3項目となっており、それぞれ退去する1週間前までには解約の手続きを済ませておくと良いでしょう。
駐車場・駐輪場の解約
駐車場・駐輪場の解約も合わせて行いましょう。こちらの解約に関して、退去予告期間と違う場合があるため、管理会社、もしくは契約書を確認して、いつまでに解約すべきか確認しましょう。
火災保険の解約
火災保険の解約に関しては、退去日と同じ日に解約になるよう手続きを進めましょう。退去日よりもはやくお引越しする場合も退去日と同じ日にお引越しする場合もどちらも退去日を解約日にするように手続きするのがおすすめです。
郵便物の転送届
こちらを出さないと、旧住所に荷物が届き続けるため、郵便物の転送届も提出しなければいけません。郵便物の転送届をだすことで、新住所に荷物が届くようになります。そこで、クレジットカードなどの重要な種類に関しては、しっかりと住所変更の手続きをそれぞれ行っていただく必要があります。
転出届の提出
引っ越しをする際に忘れずに必ずしなくてはならない事として、転出届の提出をして、住民票を移す必要があります。転出届ですが、引っ越しの2週間前から当日の間に必ず提出しましょう。旧居の役所で必ず対応するようにしてください!